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無料で始めるRPA|Power Automate Desktopでできること・できないこと

「RPAに興味はあるが、年間数十万円のライセンスを払って失敗したら怖い」——その警戒心は正しいものです。そして朗報があります。Windows 10/11には、無料で使えるRPA「Power Automate Desktop(PAD)」が用意されています。本記事では、PADでできること・できないこと、最初に作るべきフロー、そして「高額RPAを契約する前の適性検査」としての使い方を解説します。

無料RPAのPower Automate Desktopを使うイメージ

Power Automate Desktopとは——無料の範囲を正確に知る

PADはMicrosoftのRPAツールで、Windows 10/11のユーザーなら追加費用なしでデスクトップの操作自動化が使えます。マウス操作・キーボード入力・アプリの起動・ファイル操作・ブラウザ操作などを「フロー」として記録・構築し、ボタン1つで再生できます。

向いている業務・最初に作るべきフロー

PADが効くのは、「決まったサイトやシステムに、決まった手順でログインして、データを取ってくる/入れてくる」型の業務です。

最初の1本は「失敗しても実害がない読み取り系」(ダウンロード・データ取得)から作ってください。書き込み系(システムへの入力)は、読み取り系で操作の安定性を確認してからが安全です。なお、ExcelやCSVの中で完結する処理はPADより関数・Power Query・マクロの方が安定します(Excel間の転記自動化)。PADは「画面操作でしか触れない相手」に限定するのが正しい使い分けです。

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できないこと・つまずくポイント

「適性検査」としての使い方——有料RPAを買う前に

PAD最大の価値は、「自社の業務がRPA向きかどうか」を費用ゼロで実測できることです。有料RPAの検討は、この実測の後で十分です。

「まずUiPathを契約」から入って使いこなせず解約する会社と、「まずPADで実測」から入る会社では、1年後の投資対効果がまったく違います。無料で試せる時代に、いきなり大きく賭ける理由はありません。

PADで始めるチェックリスト
☐ 対象業務は「決まった画面×決まった手順」か?
☐ 最初の1本は読み取り系にしたか?
☐ 壊れた時に直す担当を決めたか?
☐ 浮いた時間と故障回数を記録しているか?
☐ 有料化の判断基準(スケジュール実行の必要性など)を決めたか?

PADで足りるか、有料が要るか——中立に診断します

自動化したい業務を1行入力するだけで、無料の範囲で実現できるか、構成案と概算をその場でお見せします。特定ツールの販売はしていないため、中立な選定が可能です。

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よくある質問

Q. Power Automate Desktopはプログラミング知識なしで使えますか?

基本操作はドラッグ&ドロップと操作の記録機能で作れるため、プログラミング経験がなくても始められます。ただし安定して動くフローにするには、待機時間の設定・エラー時の分岐など多少の設計知識が必要です。生成AIに「PADでこうしたい」と相談しながら作る方法が、独学の近道としておすすめです。

Q. 会社のPCで使っても本当に無料ですか?

Windows 10/11のPCでのローカルフロー(手動起動のデスクトップ自動化)は追加費用なしで利用できます。ただしスケジュール起動・無人実行・クラウドフロー・組織管理などは有料ライセンスの範囲です。また会社のIT管理ポリシーによっては利用に許可が必要な場合があるため、情報システム担当への確認をおすすめします。

Q. PADで作ったフローの保守を外部に頼めますか?

頼めます。むしろ「構築は無料ツール、保守は外部」の組み合わせは、ライセンス費ゼロで壊れない体制を作れる合理的な形です。対象システムのUI変更時の修正、フローの改善、担当者交代時の引き継ぎまで含めて、月額数万円程度から任せられます。

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TOTONO編集部 | 運営者・編集方針
株式会社SCコンサルティングが運営する業務自動化メディア「TOTONO Journal」編集部。中小企業の自動化・効率化の受託実績をもとに、現場で使えるノウハウと最新の制度・ニュースをお届けします。